第16回少年少女囲碁団体戦(副将戦)
続いては副将戦です!実際は戦前の先生の予想では、ここの1戦で団体戦の結果が決まると
予想しました。
徳小はNちゃん、遠石小は忍者Mちゃんの対決です。
Nちゃんの方が級は上ですが、ほぼほぼ同じであり、特に重要な対局な対局ではどちらが
勝っても不思議ではないと思ってみてました。
対局内容は、一番落ち着いた内容であり戦いが起こらなかったですが、アイキャッチ画像でわかる
通り、Nちゃんが一瞬のスキをつき、Mちゃんの陣地の侵入・破壊に成功したところです。
ここからのMちゃんの粘りが凄く、いつもこうなったときはいじけモードに入りますが
勝ちたいという着手が先生でもわかり、逆にNちゃんの陣地に入るという気持ち的なスイッチが
入りました。
侵入はある程度成功しましたが、Nちゃんも的確に応手し被害を最小限にとどめます。
先生から見ても最後はどっちが勝ってるか全くわからない状態になり、終わりそうな盤面になりました。
しかし実際には、Mちゃんの陣地の方には2つくらい弱点があり、そこにNちゃんが気づけばNちゃんの
勝ちは間違いない場面を迎えました。
2人とも「終わり?」ということを聞いてきて、「2人が終わりだと思ったら終わっていいよ」と
言いました。
とても大きな陣地で整地をした結果、盤面では黒が2目勝っていましたが、ルールは互先であるため黒が6目半の
コミをださないといけません。結果としてコミを入れて白4目半の微差で遠石小のMちゃんが勝ちました。
終わった瞬間に自分が勝ってたと思ったNちゃんはダッシュで別の場所に行き、うつぶせになり10分間くらい
泣いてしまいました。本当に悔しいよね。と先生もわかる気持ちでした。
「後から勝つ方法があったのわかる?」と聞いたら、その部分は気づいてたけど打たなかったといい後悔を
していました。
副将戦の二人も三将戦の応援に回り、徳小・遠石小ともに1勝ずつとなり、勝負は三将戦にゆだねられました!
この二人が一番いい碁を打っていたと思います。